私は学生時代から健康に関心の高い日本人がどうして他の先進国の人達と比べて入れ歯や虫歯が多いのか。どうして痛くなってから歯科に行くのか？ と疑問に感じていました。
実際、外国人からみたら日本人は、「ブランド物のバックをもっているのになぜ銀歯をいれてるの？歯並びがあんなままなの？」と聞かれることが多くあります。
今まで勤務医として、述べ何千、何万人と治療してきました。もちろん、治療に関しては経験も積み重ね、いろいろな症例にもあたってまいりました。大学でも、治療に関して、様々なことをしてきましたが、私達歯科医師はインプラントや歯周外科等の失ったあとの処置ばかり追及してきました。それは歯科医師として高度な治療方法であり、それができることが腕のいい歯医者であり、私達もそういう教育を受けてきました。私も歯科医師となってから、高度な技術を勉強したい、移植や難しい治療を行いたいと思っていました。

私は虫歯を全て削る必要はないと思っています。それは虫歯のままでも、適切な処置をすればそのまま何年も保つことができますし、実際虫歯だらけの歯でご飯をしっかり食べている80歳や90歳の方もいらっしゃいます。
私が一番重要に考えているのは、患者様に今のお口の中の状態がいいのか悪いのか、 悪いならどうするのか、患者様のお口の中の状態を自身で自覚していただくことだと思っています。
自分の口の中の状態を知らないまま治療をうけたら、不安ではありませんか？
私のクリニックにいらっしゃる患者様は全てに納得して、治療を受けて頂いております。
最終的にマユミ大人こども歯科にお越しいただく患者様全てが、治療ではなく、予防で来ていただけるような医院づくりをしていきたいと思っています。